アンケートは、顧客満足度やサービス・ビジネスを改善するために基本的でとても有効なものです。と同時に、適切なアンケートを作ることが意外と難しいということもまた事実です。
この記事では、アンケートの基本的な内容から、実践的にアンケートを作成するまでの流れをご紹介します。その際に、作成時のコツや注意点も触れていきます。効果的なアンケート調査を実施するには、いつくかのポイントを抑える必要があります。
私達が提供するWebアンケートサイトであるクイックアンケートは、無料で開始することができアンケート作成がはじめの方にも最適です。是非お試しください。
クイックアンケート機能紹介 【アンケートの作り方】 クイックアンケート機能紹介 【テンプレート機能】目次
アンケート作成の流れ
1. アンケートの目的・ゴールを考える
まずは、アンケートの実施するゴールや目的を整理する必要があります。闇雲なアンケートを実施するとお客様やユーザーが混乱してしまいます。また、せっかく回答をいただいた内容も分析が難しくなってしまい、具体的に改善案を考えることも出来なくなってしまいます。
あなたはアンケートをしようと思った際にしっかりと目的がありますか?「上司に言われたから」、「なんとなくお客様の考えていることを知りたい」のようなあやふやな目的だと、曖昧なアンケートになってしまいます。実際にアンケートの質問を考える前に、一度少しだけ立ち止まって、具体的にアンケートの目的を考えていましょう。
- 教室の体験入学の「満足度」を知り、改善を施し、実際に入学してくれる人たちを増やしたい!
- 商品の「ある機能」の「使い勝手や認知度」を測定して、今後のアクションを決めたい!
- 開催したイベントの「課題点」を参加者から抽出して、次のイベント運営をスムーズにしたい!
このように可能な限り具体的に決めましょう。この目標設定の時間を取ると、次に考察すべき「アンケート対象者」や「アンケートの質問」を考えることがとても簡単になります。
遠回りのように見えますが、このステップは大変重要です。
- 目的も決めずにとりあえずアンケートを実施してしまうことは、お客様・ユーザーの負担になってしまいます
- 具体的な目的を持ったアンケートであれば、次のアクションにつながりやすいです
2. アンケートの対象者を考える
具体的な目的やゴールを決めることができたら、次はアンケートの対象者を整理しましょう。ここも目的を考えた時と同じようになるべく具体的であることが好ましいです。
アンケート対象者は考えずとも明確な場合が多いです。しかし、この対象者ではない方々にアンケートに依頼をしてしまうことの弊害は大きいです。例えば、既にサービスや商品を使ったことがある方々向けのアンケートのはずなのに、使用をした経験がない人のアンケートの回答があると、次に取るべき改善策に雑音が混ざり込んでしまいます。
そのため、実際にアンケートを依頼することができる層をしっかりと考え、さらに前述したアンケートの目的と合致しているか確認しましょう。
- 目的に沿ったアンケート対象者を考えてみましょう
- 不適切な人にアンケートを依頼することは、誤った次のアクションに結びついてしまう可能性もあり有害です
3. アンケートの実施方法を考える
また、アンケートの実施方法に関しても整理しておく必要があります。実施形態とは、例えば、紙による回答なのか、Webフォームによる回答なのかということです。また、意外に見過ごしやすいですが、お客様と直接会話ができる場合には、口頭でサクッと実施することもできます。
実施方法を考える際には、アンケート対象者のことをもう一度思い出しましょう。もし、Webフォームによる回答をしたいと思っていても、対象の方々がインターネットやコンピューターに慣れていない場合には回答率や回答内容の質が下がってしまうことがあります。
実施方法は、複合することもできます。例えば、基本的にはWebフォームで実施をするが、人や場合によっては紙による回答用紙にて受け付けるということです。組み合わせる場合には、アンケートを分析する手間が通常よりはかかりますが、幅広い方々にアンケートを依頼することができます。
- アンケート対象者にとって1番馴染みのある方法で実施するのが効果的です
4. 具体的な質問を考える
遂にアンケートの質問を考える段階です。「アンケートをしたい!」と思った時には、いくつかの質問が頭に思い浮かんでいることもあるでしょう。その場合でも、思いついた質問が今まで見てきた目的・対象者・実施方法と合致しているか確認してください。この項では、質問を考える際の注意点に関してポイントを整理しておきました。
ここまでのステップをしっかりと踏んできた場合は、質問を考えるのはそこまで難しくないでしょう。もし、「どうしても思い付かない!」という場合には、再度アンケートの目的やゴールから考え直してみてください。
質問内容が決まったら、回答方式に関しても考えてみてましょう。例えば、回答方式として「自由入力」、「複数選択方式」、「単数選択方式」とたくさんの種類があります。Webフォームを使ったアンケートを実施する際には、そのサービスがどのような回答方式を使うことができるのかということも重要なポイントです。
- 明確な質問をしましょう
- 適切な回答方式を考えましょう
- 長すぎないアンケートの方が良いでしょう(目的による)
また、アンケートの質問に関して、より詳細にまとめているこの記事もご覧ください。
アンケートの質問の種類、徹底解説5. アンケートの期限と改善の継続
ここまでで、アンケートを依頼する準備が整ったと思います。最後に、アンケートを依頼する際の注意点とできたらやっておいた方がよいポイントを紹介します。
まず、アンケートの回答期限を考えみましょう。アンケートは一度作成すれば長いこと使うことができる場合も多いですが、アンケート結果をもとに改善をした場合等は、質問内容が古くなってしまったりします。そのため、アンケートには基本的に回答期限を設け、その都度見直しを実施しましょう。少し面倒ですが、商品やサービスと同じようにアンケートも改善を続けていくこともが、効果的なアンケートのコツです。
また、アンケートの回答率もしっかりとウォッチしましょう。もし、回答率が低かった場合には、アンケートの依頼方法や実施方法が対象者に上手くマッチしていないかもしれません。これは、お客様やユーザーに負担になってしまっている可能性もあるので、是非確認しましょう。
- アンケートの回答期間を考えてみましょう
- アンケート内容の定期的な見直しをしていましょう
- 回答率の確認も怠らずに
回答率の改善方法やより詳しい説明はこの記事を御覧ください。
アンケートの回答率を上げる方法6. アンケート結果の分析
あなたはアンケートを実施後、具体的なアクションに落とし込むことができているでしょうか?
アンケートの回答が集まり始めたらその内容を分析していく必要があります。社内や同僚に説明するために、内容をまとめたりグラフ化をする必要がある場合もあるでしょう。Webアンケートのサービスにはこれらを自動的に行なってくれるものもあります。
それらの内容を是非、具体的な改善策に結びつけて、実行していきましょう。
アンケートの分析と集計の方法まとめ
本記事では、アンケートの作り方の大まかなステップを紹介させていただきました。どうでしたでしょうか?
大まかなステップを理解したら次は具体的に1つずつのステップを深堀りしていく必要があります。そのための記事も準備中ですので、是非御覧ください。
最後に、このようなアンケートを実施していくことは全て自分でやると大変です。「アンケートをサクッと実施したい」「アンケート結果を効果的に分析したい」等々のご要望がありましたら、「クイックアンケート」を是非お試しください。