あなたはアンケートの選択肢の「その他」を適切に使うことができているでしょうか?「その他」は便利な選択肢な反面、多用すると困る場面もあります。
この記事では、「その他」を有効活用できるようになるために知っておくべきことをまとめました。効果的なアンケートを実施するためにも参考にしてみてください。
私たちが提供しているクイックアンケートは、紹介するような「その他」を含む選択肢方式の質問も簡単に使うことができます。テンプレート機能もあり、アンケートを開始するハードルがとても低いので是非、お試しください。
クイックアンケート機能紹介 【アンケートの作り方】 クイックアンケート機能紹介 【テンプレート機能】目次
アンケートの選択肢の「その他」の使い方
どのような場面で、アンケートの選択肢に「その他」を用意するべきでしょうか?なんとなく4択にしたいから入れておこうと思っている方もいるかもしれません。
解説するように「その他」の選択肢を設けることにはデメリットも存在します。その悪い部分に影響されないためにも、1度「その他」に関して詳しく紹介します。
選択肢方式で選択肢を網羅できない場合に使う
アンケートの選択肢の「その他」は、選択肢方式に質問において、選択肢が網羅的に用意できない場合に使用します。
例えば、「あなたの好きな食べ物は次のうちのどれですか?」という質問に対して、世界のあらゆる食べ物を列挙するのは現実的ではありません。そのため、代表的な選択肢を準備して、それ以外は「その他」でまとめる必要があります。
このように「その他」は選択肢を網羅的に準備することが難しい選択肢方式の質問において使用しましょう。
アンケートの質問の種類、徹底解説「その他」の回答が多い場合は選択肢を見直す
もし、回答を集計していて「その他」の回答が多い場合は用意した選択肢を見直すタイミングです。
これはそのアンケート質問では、回答者のことを詳しく知ることができていないためです。回答者の大部分が「その他」を選んでいる状況が発生したら、あなたが考えた選択肢を再度考え直しましょう。そして、「その他」の回答が減り、用意した選択肢の数が増えるように再設計するのです。
このような柔軟なアンケート運営を行うには、Webアンケートサイトを使うことがおすすめです。Webアンケートサービスに関してまとめている記事もあるのでご覧ください。
厳選!無料で始められるWebアンケートツール選択肢方式から自由記述に変更することも考慮しよう
選択肢を再考しても「その他」に回答が集中してしまう質問は、自由記述方式の質問に変更することも検討してみましょう。
質問内容によっては網羅的に選択肢を用意するのは難しい場合があります。そのような時には、無理して選択肢を考えるのではなく回答者に自由に回答をしてもらうということも検討をしてみてください。
回答者の回答負担は増えてしまうのが注意点ですが、自由記述の質問にもメリットがあります。バランスを見てアンケートを設計していきましょう。
アンケートの設計のコツを分かりやすく解説!アンケートに「その他」を使うことのデメリット・メリット
アンケートにおいて「その他」の選択肢をどのように使うべきかが分かっていただけたかと思います。次に、「その他」の選択肢を用意することのメリットとデメリットを考えてみます。
無回答や適当な回答を避けることができる
アンケートの選択肢に「その他」を用意すると回答者の回答負担が減ります。そのため、適当な回答や無回答を減らすことができるメリットがあります。
回答者はもし選択に悩んだら「その他」を選ぶことができるためです。選択肢の中に自分に合ったものがない場合は余計に考えなければなりません。その点、「その他」という選択肢を用意することでサクッと選ぶことができるようになります。
その反面、安易に「その他」を選んでしまう回答者が一定数いるということも考慮しておくべきでしょう。
アンケートの回答を簡単に集める方法【保存版】アンケートの回答として分析・集計ができない
「その他」の選択肢は、効果的な分析や集計をすることが難しいというデメリットもあります。
「その他」の回答をどのように解釈するば良いのかは難しい判断です。用意した選択肢が悪い場合もありますし、「その他」の中には重要な意味がある場合もあります。このため、あまりにも回答が「その他」に偏ってしまうと、アンケート結果をまとめた後に、上手く活用することが大変になってしまいます。
そのアンケート結果をどう活かす!?アンケート結果の活用方法アンケートの「その他」のまとめ
アンケートにおける選択肢型の質問の「その他」の取り扱いに関して解説をしました。「その他」は多用したり、何も考えずに使ってしまうと、アンケートの結果をまとめている時に困ってしまう場合があります。
このようなミスを避けるためにもしっかりとした選択肢の設計が重要になります。この記事が、少しでもそのようなミスを防げたり、良い選択肢を設計することができるヒントになっていれば幸いです。