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アンケート質問の「どちらでもない」の考え方

アンケートどちらでもない

この記事ではアンケートの質問の選択肢において「どちらでもない」の扱いに関して考えてみます。「どちらでもない」という選択肢は専門家の中でも意見が分かれる難しい問題です。選択肢の中に入れることにより、それぞれメリット・デメリットがあります。

まずは、アンケートの「どちらでもない」のメリットとデメリットを紹介します。そして、使うか否かをどのようにして決めるべきかの判断基準を説明します。

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アンケートの選択肢に「どちらでもない」を入れるべきか?

まずは、アンケートの選択肢の中によく使われている「どちらでもない」に関して考えてみます。実は、「どちらでもない」は様々な意見が存在する選択肢です。

専門家の中でも意見は分かれている

この「どちらでもない」はリッカート尺度という2択では答えることができない心理的尺度を測るアンケート質問において使われることが多いです。

このような選択肢が用意されているアンケート質問をよく見かけるでしょう。あなたも既に使っているかもしれません。例えば、アイスクリームは朝食に適していると思うか?」などという質問が考えられます。

  • 非常に同意できる
  • 同意できる
  • どちらともいえない
  • 同意できない
  • 全く同意できない

このような質問において、この「どちらでもない」や「どちらともいえない」は必要でしょうか?この問いに対する答えはないです。専門家によっても意見が異なります。

そのため、それぞれ使うケースと使わないケースのメリット・デメリットを考えてみます。

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「どちらでもない」を使うメリット

まずは、「どちらでもない」を採用するメリットを考えてみます。

1つ目のメリットは、「回答者の負担が少ない」ということです。回答者がもし回答に悩んだら、この中立的な答えを選べば良いからです。「どちらでもない」を選択肢に入れる場合は、そもそも質問が2択で答えることが難しいです。そのため、このような中立的な選択肢を用意することで回答者はストレス少なくアンケートに協力していただけます。

2つ目のメリットは、「中立者の存在を認識できる」ということです。このどっちつかずに意見を過小評価してしまうことがありますが、実はこの中立者というのが本当に重要な意見かもしれません。もし、あなたがこの中立者の意見を取り入れたいと考えている場合は、選択肢に取り入れるのも手です。

ポイント
  1. 「どちらでもない」と使うと、回答者の負担が少ない
  2. 「どちらでもない」と使うと、中立者の存在を認識できる
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「どちらでもない」を使うデメリット

次に、「どちらでもない」を選択肢の中に含めるデメリットを解説します。

最初にあなたも思いつくであるデメリットは、「どちらでもないに回答が集まってしまう」ということです。特に質問の内容が曖昧だったりすると、この傾向は強くなります。このような問題を避けるには、質問内容をしっかりと考える必要があります。しっかりと意図をもった質問をしましょう。回答者が質問の意味を理解できずに、「どちらでもない」を選んでしまうと、あまり効果的なアンケートにはなりません。

また、「集計・分析などアンケート結果をまとめることが難しい」というデメリットも存在します。アンケート結果をまとめて報告や分析をしても、この中立者の意見が多いと「結局どっちなの?」という質問を受けてしまうこともあるようです。どちらかはっきりさせたい場合は、2択の質問をするなどの工夫をしましょう。

ポイント
  1. 「どちらでもない」と使うと、どちらでもないに回答が集まってしまう傾向がある
  2. 「どちらでもない」と使うと、集計・分析などアンケート結果をまとめることが難しい
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「どちらでもない」を使うかどうかの判断基準は?

アンケートにおいて「どちらでもない」という選択肢が専門家によっても意見が分かれていること、それぞれのメリットやデメリットを理解していただけたと思います。

次に、結局どのようにして、この「どちらでもない」を使うべきかどうかを考えるのかを解説します。最後におすすめの方法をご紹介します。

質問内容が白黒はっきりするものか?

まず最初に考える必要があるのは、質問内容に対して回答が白黒はっきりする内容なのか?ということです。

もし、白黒はっきりするような内容であれば、「どちらでもない」を入れる必要は少ないです。逆に、人によっては意見を持っていないような事柄に関して質問をしているのであれば、「どちらでもない」を採用するのは有益です。

極端の例ですが、「猫の足の数は3本ですか?」という質問に対して「どちらでもない」を選択肢に入れる必要は全くないです。しかし、「バナナは好き?」という質問には「どちらでもない」を入れても良いでしょう。

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中立者の意見も重要なものか?

次に考えるのが、「中立者」の意見や存在数を知りたいかどうかです。

全ての質問や事柄に関してしっかりとした意見を持っている人というのは少ないです。どちらでも良いと考えるようなことも多いと思います。このような人がサービスや店舗に多くいる場合は、選択肢に入れても良いでしょう。

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迷ったらまずは「どちらでもない」を入れてアンケートを実施する

もし、「どちらでもない」を入れるかどうか迷って決められない場合は、まずは使ってアンケートを実施してみてください。

そしてアンケートの回答を集めて、分析・集計を行いましょう。その結果、どの程度の人が「どちらでもない」の選択肢を選んでいるか確認してください。もし大部分の人が「どちらでもない」を選んでしまっていて、あなたがもっと深堀をしてみたいと考えた場合は、そのタイミングで「どちらでもない」を削除してアンケートを再開してみてください。

このような柔軟なアンケートを実施するためには、Webアンケートサイトを使うことをおすすめします。Webアンケートサイトに関してまとめた記事もあるので、ご覧ください。

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アンケートの「どちらでもない」のまとめ

いかがでしたでしょうか?「どちらでもない」という選択肢に関して解説をしました。深く考えると難しい問題だったかもしれません。少しでも何かのヒントになっていれば幸いです。

しかし、あまり長い時間悩む必要はありません。まずはアンケートを始めてみて少しずつアンケートの質問内容や選択肢を改善していくことが大事です。その結果、この選択肢の良い部分、悪い部分の理解が進むでしょう。